■エンブレムがグリルからボンネットに
メルセデス・ベンツ日本は2024年3月22日、中核モデル「Eクラス」の新型「E 300 Exclusive」を発表しました。
真新しいEクラスに、さらに新モデルが加わった形です。いったいどんなクルマに仕上がっているのでしょうか。
【画像】ついに来た…!? これが「メルセデスの最新モデル」です!(画像)
「Eクラス」は、1946年に登場したW136型に端を発し、中核をなすモデルとして世界累計1600万台を販売した、メルセデス・ベンツのベストセラーモデルです。
かつては「ミディアム・クラス」と呼ばれていましたが、現在はEクラスとなっています。ミディアムセグメントの代表的モデルとして、4ドアセダンや5ドアステーションワゴンだけでなく、クーペやカブリオレ、リムジンといったボディタイプも展開するなど、世界各国のさまざまな需要に対応してきました。
そのEクラスは、今年1月に7年ぶりの全面刷新となりました。Eクラスとしては6代目、W136型から数えて11代目となる新モデルです。
パワートレインは、ガソリンもしくはディーゼルエンジンにISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせるマイルドハイブリッド、もしくはプラグインハイブリッドが用意されます。
日本向けとしては2リッターガソリンターボエンジン+ISGの「E200」、同エンジン+129馬力モーターの「E350e」が投入され、さらに2リッターディーゼルターボエンジン+ISGの「E220d」も投入されています。
ここへ、今回さらに投入されるのが、セダンタイプの「E 300エクスクルーシブ」とステーションワゴンの「E 300 ステーションワゴン エクスクルーシブ」です。
まずエクステリアで目を引くのが、3本のルーバーが特徴の「エクスクルーシブライン」という専用デザインのフロントグリルです。さらにメルセデス・ベンツのロゴマークは、新型Eクラスでは初めてとなる、昔ながらの「ボンネット上に設置される」タイプとなります(他モデルはフロントグリルへデザイン)。
さらにラジエーターグリルは、標準装備で「自ら光る」ようになります。サイドライトが機能拡張したもので、夜間や夕暮れなどに存在感を示します。
サイドは引き続き、2本のキャラクターラインを配し、格納型ドアハンドルを採用。すっきりとスポーティな雰囲気をたたえています。リアは2ピース型ランプの内部にスリーポインテッドスターのモチーフをあしらうなど、特別感を高めています。
パワートレインは最高出力258PS(190kW)、最高トルク400Nmの新型の2リッター直列4気筒ターボエンジン「M254」を搭載。さらにISGを組み合わせるマイルドハイブリッドで、短時間、最大で 23PS(17kW)、205Nmのブーストがかけられるということです。
トランスミッションは「9G-TRONICオートマチックトランスミッション」を採用。9速まであり、幅広い変則比によって、エネルギー効率や快適性を高めています。
走行快適性で言えば、連続可変ダンピングシステム「ADS+」およびエアサスペンションを組み合わせ、地上高を一定に保つセルフレベリング機構を持った「AIRMATIC」が標準装備となります。
安全運転支援システムは、車間距離保持や、渋滞時緊急ブレーキ機能、車線変更時の安全アシスト、歩行者や飛び出し、右折時の対向車を検知するブレーキアシスト、衝突回避時の急ハンドル時の走行サポート、車線逸脱防止支援、ブラインドスポットアシストなどが装備されています。
販売価格(消費税込み)は、セダンが1126万円、ステーションワゴンが1139万円となっています。
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